高知県の東部に位置し太平洋を臨むまち「安芸市」
人口約1.8万人の小さな市ですが、そこには豊かな海があり、山があり、田畑があり、雄大な自然があります。
そんな自然が残る安芸市ですが、昔から台風の高波や津波など様々な自然災害に悩まされてきました。
安芸市沿岸部の最大津波高は16mと想定されています。さらに、市街地から高台まで1キロ以上離れた地域があり、避難するのに時間がかかります。
そのため、安芸市安芸漁港には、”日本一高い防波堤”があります。その高さ「16m」。
高知県は台風の被害も多く、毎年のように接近・上陸する台風をはじめとする災害に備えて、2020年8月、安芸市にLPガス&ガソリン発電機(エルソナ)を納品させていただきました。
納品インタビュー企画、記念すべき第1弾にご登場いただくのは、安芸市危機管理課 寺岡(てらおか)さんです。
台風などの接近・上陸の多い安芸市でなぜ「エルソナ」を選ばれたのか?
寺岡さんに導入の思いを伺ってきました。
安芸市危機管理課 寺岡さん
いつ起こるかわからない災害に備えて
納品の様子。13台を納品し、各避難所に配備した。
ー導入のきっかけを教えてください
昨今の自然災害の増加により、非常時の電源確保が、様々に言われている中で、市としても導入しなければならないということになり、今回の導入に至りました。
いつ災害が起こるかわからない状況の中、いつでも使えるように頻繁にメンテナンスをしようと思っています。
ーかなり頻繁にメンテナンスをしているんですね
今までの認識として発電機のメンテナンスで面倒な部分は、オイル交換などの消耗品の部分です。ガソリンの発電機はメンテナンスの項目も多いので大変です。エルソナはLPガスなので手間が軽減されるのだろうと期待しました。
メンテナンス頻度の目標としては年に2回、最低でも1回と考えています。
コロナウイルスの影響で避難所運営にも変化
ー数あるガス発電機の中でエルソナを選んだ決め手はなんですか
やはりハイブリッドという点です。災害時にハイブリットの方が燃料を手に入れやすいのでハイブリットであることは気に入っています。また、ガス発電機で可搬式ながら5kVAという出力の大きさも魅力ですね。
ーエルソナはどこで知りましたか
今回、エルソナを知ったきっかけは、防災商社さんが配ってくださったカタログに、エルソナが掲載されていました。
コロナウイルスのこともあり、各避難所にスポットクーラーを配備した後で、配備したもののスポットクーラーを動かせるだけの発電機も入れないといけないと思っていました。
ちょうど検討をしていたときにカタログを渡されたので、タイミングがよかったですね。
エルソナの5kVAという出力の大きさを見て決定しました。
ー今回エルソナを納品しましたが、今後の災害対策としてどうしていきたいですか
予算は限られていますが最近は災害も多いので、いつ起こるかわからない災害に備えて災害に強いまちづくりをしていきたいと思います。市民の方が安心して暮らせるようにできることからしっかりと対策して行けたらいいなと思います。
エルソナを各避難所の防災備蓄倉庫に納品
インタビューをしているときの真っ直ぐな目で話す寺岡さんの姿は、市民の皆様のことを一心に思って防災について考えていることが私たちにも強く伝わりました。同時に、災害対策について真摯に取り組んでいる安芸市にエルソナを納品させていただけたことを光栄に思いました。エルソナが安芸市の皆様の心の安心に繋がればいいなと思いました。
(インタビューアー:岡多加良 記事ライター:緒方貴人)
高知県安芸市 計13台
納品場所
安芸第一小学校 2台
安芸中学校 2台
清水ヶ丘中学校 1台
清水ヶ丘体育館 4台
土居小学校 1台
井ノ口小学校 1台
穴内小学校 1台
赤野小学校 1台