ジーエコぼうさい【第21回】新緑のきれいな季節!そろそろキャンプにいきたい!キャンピングトレーラーのほんとのトコロ[前編]
ゴールデンウィークが終わったと思ったら、あっという間に6月ですね。
爽やかな風が吹き始め、自然の中への誘いが高まる季節となりました。
そろそろキャンプシーズンの始まりです!
僕自身は家族と一緒に毎年キャンプにでかけていました。
軽井沢や八ヶ岳などによく連れて行って貰いました。
蚊によく刺されて痒い思いをした半分、
たまにするアウトドアは非日常を味わえて楽しかった記憶があります。
突然ですがみなさん、キャンピングトレーラーってご存知ですか?
キャンピングカーは聞いたことがあるけれど、
キャンピングトレーラーはないかも?
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
牽引車とキャンピングトレーラー
実は、キャンピングカーとキャンピングトレーラーは
似て非なるもの。大きな違いがあるんです!
今回のジーエコぼうさいでは、
新緑のきれいな季節!そろそろキャンプにいきたい!
キャンピングトレーラーのほんとのトコロ[前編]
と題し、キャンピングトレーラーを取り扱っていらっしゃる
インディアナ・RV 株式会社ヴィンテ・セッテ 降旗 克人様にインタビューさせていただきました!
特に、
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☑キャンピングトレーラーについて詳しく知りたい方
☑ワンランク上のアウトドアをしてみたい方
☑防災で何かを始めるキッカケが欲しい方
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におすすめの記事となっております。
それでは本編へどうぞ!
1.非常に広い空間が手に入る点
2.必要な時だけ車につなげて出かけられる点
3.コストパフォーマンスに長けている点
この3点ですね。
1.非常に広い空間が手に入る点
キャンピングトレーラーには運転席やエンジンなどの車の装備がついておらず、
中がすべてリビング空間なため非常に広い空間で過ごすことができます。
2.必要な時だけ車につなげて出かけられる点
キャンピングカーお持ちの方は
日常生活にキャンピングカーを取り入れることは難しいため、
キャンプにでかける際はキャンピングカーで、日常使いは軽自動車を使っている方も多いです。
その点、トレーラーは日常使っている車を牽引車として使うことができ、
出かけた先で、トレーラーを切り離してどこでも行けちゃうのでオススメです。
キャンピングカーを持つよりも合理性が高いと思います。
例えば、キャンピングトレーラーをキャンプ場に設置したら、
牽引していた車で地元のスーパーへ買い出しにいったり、
観光にでかけたり、温泉へいったりと自由に動けます。
加えて、テントを設置する手間や撤収作業もほとんどなく
すぐにアウトドアを楽しめるのも魅力ですね。
3.コストパフォーマンスに長けている点
大体同程度の居住空間を持ったトレーラーとキャンピングカーを比較すると、
4分の1ぐらいの金額ぐらいになります。
弊社で販売台数が一番多い、牽引免許がいらないトレーラーが大体400万円程度ですが、
そのトレーラーと同じだけの空間と、設備を持ったキャンピングカーを購入しようとすると
大体1200万円〜1500万円ぐらいのものになります。
キャンピングトレーラーは、牽引という日本人が慣れないことをしなければなりませんが、
免許制度で引っ張れる総重量は750kg以下で、実際特殊技能がなくても、公道を走ることができます。
これは裏技かもしれませんが、
ディズニーランドにキャンピングトレーラーで行くと、
観光バスの停車するところに、停めさせてもらえるんです。
食事をするだけで行列に並ばないといけなかったり、長時間遊んで疲れてしまっても、
パークで遊んで、食事の時間はトレーラーで食べて休憩することができて便利でしたね。
ご家族連れの方にはおすすめです!
単純な比較は難しいのですが、ヨーロピアンキャラバンフェデレーションという
業界団体が統計データを出しています。
2020年のデータ /ヨーロッパEU圏では、
キャンピングトレーラーの実働している保有台数が約347万台
キャンピングカーが約224万台
なんとキャンピングカーよりも100万台以上多く、トレーラーのほうが多く使われているんです。
一方、日本では、
キャンピングカーは今だいたい、登録台数が12万台ぐらい
キャンピングトレーラーは7,500台ぐらいと
圧倒的にキャンピングカーの方が多いんですね。
北米ヨーロッパの人たちには馬車の文化があって、
車のない時代から牽引というような状態が日常生活にあるんですね。
それが時代を経て、馬が車になり、
馬車がトレーラーになったという歴史的な背景があんだけど、これは日本にはない…
みんながみんなやるような移動手段ではなかったのが要因だと思います。
日本でももっとトレーラーを使ってほしい!
トレーラーを使って外に出かけることの楽しさを皆さんに知っていただきたいと思います。
牽引するという動作は、車に力と重さが必要です。
力だけあっても、綱を引いても荷物側に自分が持ってかれていってしまいます。
軽自動車では重さとして軽すぎてしまう。
エンジンのスペックとしても、力がなさすぎる側面もある。
それを考えると、牽引車というのは、排気量を目安にすると、1500cc〜2000ccは最低ほしいですね。
1500ccの車種となると、ジムニーシエラとかヤリスクロスとかコンパクトなSUVが牽引車にはなれます。
車種的には多くはありません。
2000ccになると、SUV、ステーションワゴン、ミニバンなど
牽引できる車種が増えてきます。
高速で走れますよ!ETCゲートも入れます。
トレーラーを車を連結すると、牽引車が3ナンバーだとすると、
牽引免許不要で、牽引できるトレーラーの長さが4.5m〜5.5m。
そうすると、連結全長が10mぐらいになってきます。
連結という形でジョイントされていると、ジョイント部分が曲がるので、
これは内輪差が非常にでにくい状態となります。
ちょっと想像してみると、40フィートコンテナを運んでいるトラックはトレーラーの形をしています。
あれが実際に公道を走れる理由は、トラックではなく、トレーラーだから走れる。
長い全長を持っていても、交差点を曲がることができるので、トレーラー型が採用されています。
トレーラータイプだからこそ、およそ10mの全長になっても、
一般道の交差点を支障なく、曲がることができる。
もちろん、車1台で走るのとまったく感覚が一緒というわけではないので、
実際の当社の店舗に遊びに来ていただくと、試乗用のトレーラーを用意してます。
実際に公道に出てもらって、会社の周りをぐるっと回ってもらって、
どんなふうに運転できるのか試してもらっております。
僕のところには男の子が3人います。
上の2人が双子なんですが、次男が重度の障害をもっています。
その場合、家族旅行となった際にホテル・旅館という他の人がいる環境を選択をすることが難しいです。
やはり人の目は気になります。
そういった状況でも、オートキャンプ場にトレーラーを牽引して出かければ、
プライベートな空間がしっかりと確保でき、周りにも迷惑をかけにくいです。
そして何より周囲の方への気遣いなど精神面の負担を抑えることができます。
これは、実際にトレーラーを使ってみて実感したことですね。
トレーラーがあったから、家族で色々なところへ出かけることができたと思っています。
降旗様ご家族のキャンプの様子
また、実際に災害が発生した際に避難所に逃げるというのも、
重度の障害を持った家族がいるという条件下の中で、
あれだけの人がいっぺんに集まるところに行くっていうのは正直難しいです。
万が一の災害時でも簡易的な避難所としても使えるので、
防災の面でもトレーラーがあるのはありがたいですね。
私と同じような状況にある方に向けて
家族で外に出かけられるんだよ!
外に出かける機会を与えてくれるものなんだよ!
ということをアナウンスできればいいなと思います。
ありがとうございます。
とても貴重なお話を聞かせていただきました。
キャンピングトレーラーがご家族で過ごす大切な時間を作ってくれていたんですね。
これは読者のみなさんにもぜひ知っていただきたいと思います!
障害のある方だけでなく、まだ小さなお子さんや高齢者の方、
ペットと一緒にお出かけされたい方にとっても、
トレーラーは移動できる居住空間としてとても便利ではないかと思いました。
実は、インディアナ・RV 株式会社ヴィンテ・セッテ様では
EcoFlowのポータブル電源をキャンピングトレーラーに装備して
より使いやすい工夫をされています。
次回[後編]では、なぜEcoFlowのポータブル電源を選んでいただいているのか、
また、トレーラーでの使い方などをお伝えします!
次回もぜひお楽しみに!
(ライター 防災士 正司 光輝)
G&ECOの社員は全員「防災士」です。『暮らしに寄り添う身近な防災』をテーマに取り上げ、月1回連載を行っております。G&ECOの最新情報や「ジーエコぼうさい」のコラムを配信しておりますので、ぜひ「メルマガ登録」していただき、私達と一緒にソナエル力を身につけましょう!