株式会社G&ECOがスタートしたのは、2019年5月。
エネルギーソリューションの商社として、現在では主力製品である発電機エルソナに加え、太陽光発電システム、蓄電池を取り扱っており、機器のみの販売に留まることなく、エネルギー全体のトータルサポートや、エネルギーを使ったまちづくりによって新たな価値や場を生み出し、社会に幸せを与え続けています。
2期目となる2020年シーズンには社員、会社に関わる人数も大幅に増え、小さい会社ながらもその機動力と、新しい会社ならではの柔軟さで成長を続けてきました。
そして2020年7月、株式会社G&ECOは社内ベンチャー部署としてデザイン部を開設しました。
開設して約半年、これまでG&ECOデザイン部は、”ただ物を作るデザイン業務”だけではなく、デザインコンサル、WEB運営・企画(エルソナ納品記事などの取材)、広報などデザインのを枠に囚われないジャンルを飛び越えた活動をしてきました。
エネルギーソリューションの商社であるG&ECOがなぜ「デザイン事業」を始めるのか。
デザイン部発足の裏側とこれからについてまとめました。
新入社員が立ち上げちゃいました
2020年7月。
株式会社G&ECOに「デザイン部」という部署ができました。
デザイン部のチラシ
立ち上げたのはなんと新入社員。
「どうしてもデザインがしたい!」
という思いを社長を始め、経営陣、社員のみなさんが応援して下さり立ち上げに至りました。
「エネルギー会社でデザイン部!?全然関係ないじゃん!」と思うかもしれませんがこの記事を読めばなぜデザインなのか、どういうことをしているのかが分かります。
物をつくる=デザインではない!?
みなさんは「デザイン」と聞いて何を思い浮かべますか?
「製品デザイン」「広告デザイン」「インテリアデザイン」「グラフィックデザイン」「WEBデザイン」などなにか物を作ることを思い浮かべる人が多いと思います。
また、近年では「デザイン思考」「デザイン経営」「サービスデザイン」など形のある”モノ”をつくるのではなく”コト”を作るデザインも増えてきています。
よくデザインをしています/勉強していますと言うと
「センスあるんだね」
「絵とか上手いんでしょう?」
「何かいい感じに作ってよ!」
「これをかっこよく配置してよ!」
と、まるで魔法使いのように言われることも少なくありません。
デザインにかっこよさなどを追求するあまり、
何も効果がなかったり、逆に使いにくくなったりすることがあります。
表面上の体裁を整えることがデザインではありません。
G&ECOは、物を作るのはもちろんですが、それよりも”なにかを作りあげる過程”を大切にします。そのものを取り巻くサービスや、人にも着目してトータルでデザインすることでクライアントが抱える課題を解決する糸口が掴めると思います。
物を作るのはそれを実現するための「ツール」であって、本当に必要なものはそこにどれだけ想いが詰まっているか、本当に必要なものとは何かを問い詰め、形にする過程や思考だと思います。
想いを納品する
G&ECOがデザイン部を立ち上げたのは
「世の中の困りごとをデザインで解決したい」
と言う思いが強くあったからです。
近年、テクノロジーの発達、産業の効率化によって私たちの生活はどんどん便利になっています。
新しいものがどんどん増えて世の中が便利になっているはずなのに、なぜか物足りない、生きづらさを感じている。そんな世の中だからこそ、クリエィティブの力で物事を解決し、世の中に魅力的なコト・モノを増やしていきたいと思っています。
ですのでただモノを納品するのではなく、その場その場で最適な解を出すために、G&ECOだからこそできるアプローチで物事を捉え、見栄えではなく、人に着目したデザインで活動していきます。
和のエネルギー株式会社のデザイン事例(ロゴ・名刺)
G&ECOデザイン部が他のデザイン会社と違うところは?
では、デザイン会社ではなくG&ECOだからこそできるアプローチとは何か
デザイン部を立ち上げるにあたり、4つのポリシーを定めました。
1、フレキシブル
G&ECOはクライアントの要望にマッチするために、現場の状況に柔軟に変化し、時にはデザイナーとして、時にはディレクター・プランナーとして自由自在に形態を変えながら、その場・その状況に合わせて動きます。
他社では、デザイナー、ディレクターがそれぞれ分かれていたり、担当制になっていますが、G&ECOは全員がデザイナーであり、ディレクターであり、コピーライターです。こうすることでさまざまな案件に対してもフレキシブルに動くことができます。
2、オープン
G&ECOは商社です。商社は他の会社と協力無しには事業ができません。デザイン部も同じで、プロジェクトを社内で完結するのではなく、他社・個人とコラボレートします。他社では、自社内のみでデザインすることが多いですが、G&ECOでは様々な人と関わり合いながら、最適なチームでその課題に向き合います。
3、ハード×ソフト×ハート
物を作るハード面のデザインと、それに付随するソフトのデザイン。そして、人々に幸せを与えるような、ハート(心)に響くデザインを行います。ただ見た目がいいデザインではなく、多角的な視点から問題を俯瞰し、本当に必要なデザインを生み出します。
4、伴走する
クライアントからの依頼をデザイナーのみに任せるのではなく、クライアントと共に考え実行し、一人一人に寄り添ってデザインを行います。クライアントの方もデザインに参加していただき、一緒に作り上げるイメージです。
新しいことをすると言うのは誰でも怖気付くことです。しかし、踏み出さなければ何も始まりません。
G&ECOは、エネルギーソリューションの商社です。だからこそたくさんの人と出会いの中で、お客様の“未来”へのお手伝いをさせていただけると嬉しいです。
未来を創る
最後に、G&ECOにとってデザインとは何か。
それは、お客様の未来を一緒に創っていくことです。
いま困っていることがある
何か物足りない
もっとこうしたい、こんなことしてみたい
これらのことが実現されたらすごいですよね。
G&ECOはクリエィティブの力で社会を変えられると本気で信じています。
是非一緒に未来を作っていきませんか?
(記事ライター:デザイン部 緒方 貴人)